2011年7月25日月曜日

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 先日の香港のフリーペーパーに小樽の特集が。
香港の人は小樽の名前を知っていることが多い。
旅行に行ったことがある人も多いし、何より映画「ラブレター」の影響も大きいと思う。北海道、小樽も映画を誘致するような活動もしているのかもしれないけれど、
どれくらい海外の監督やプロデューサーにアプローチできているのだろう。

日本、北海道はとてつもない観光資源を有していると思うのだけど、それを現時点でどれだけ引き出すことができているのかを考えると悲観的にならざるを得ない。
そして外へのアピールと共に、受け入れる体制づくりもまだまだこれからのような気がする。英語は交通機関や通信手段と同じように、インフラと位置付けて改善しなければいけないのは言うまでもなく、それに加えて海外、外国、外国人という存在に対しての認識は大幅にパラダイムシフトする必要がある。

この話を始めると言いたいことは次々と出てきて止まらないのだけど、もう将来的に、とか、最大限の努力、とか、できるところから、とか曖昧なゴール設定ではなく、本気でやっていかないと、貴重な機会を相当無駄にしていくことになってしまうと思う。海外にいると、いかに日本の存在感が相対的に小さくなってきているかは切々と感じる。

これまでは黙っていても見てくれていた、という状況はあったかもしれないけれど、これからは今までの数倍能動的にアクションを取っていかなければ、ある日ふと気がつくと、誰も日本を見ていない、ってこともあるかもしれない。というのは大げさとしても、それくらいの危機感で取り組むべきだと思う。見て、見て、僕らをもっと見て、と言い続けなければいけない。