2014年9月16日火曜日

こんな山奥に。。。。ランタオ島の新たな人気スポット誕生

今年の夏、ランタオ島に、若者に大人気のスポットが突如誕生した。
スポット自体はもう何年もあったのだけど、
いくつかのメディアで取り上げられてから一気に人気に火が付き、
今や週末は訪れる人々でごった返している。

Tai O Infinity Pool, 大澳萬丈布、ランタオ島インフィニティプール ...、呼び方はいろいろとあるのだけど、
基本的には政府機関である水務署(Water Supplies Department)が管理する小さな貯水池である。
これがなぜそんなに人気かというと、建設時にそんな意図はなかったのだろうけど、
貯水池の縁から海が望め、タイミングが良ければ夕日も眺められる絶景となっているからなのだろう。
シンガポール、マリーナベイ・サンズに優るとも劣らない、インフィニティプールになっているのだ。





ランタオ島の端っこにある大澳から、更に歩いて40分かかるという場所もあって、
知っている人は知っているというけれど、一般の人が行きやすい場所では決してなかった。
それがこの夏、いくつかのメディアに取り上げられたこともあって、一気にブレイクしてしまった。

VIDEO: A summer-perfect trip to the natural(ish) infinity pool in Tai O, Lantau
http://hongkong.coconuts.co/2014/07/17/video-summer-perfect-trip-naturalish-infinity-pool-tai-o-lantau

[戶外]Hike~水澇漕.萬丈布
http://www.am730.com.hk/article-217471

ランタオ島の地元民としては行っておかなければと思い、
先週の火曜日に初めて行ってみたのだけれど、
昼過ぎに着いた時にはそれこそ腰掛ける岩場もないほどの混みようで、
ランタオ島の山奥なのに、訪れている人は週末の香港島のビーチにでもいそうな若い香港人と外国人という、
なんとも不思議な光景がそこにはあった。
お金のかからない余暇を楽しみフィリピン人のメイドさんがおおいところまでそっくりで、
手作りのお弁当を広げて楽しんでいた。





貯水池の縁が人気スポットで、そこに腰掛けて写真を撮るのがイケてるのだ。





後は特に何かできるわけではないので、滝のようになっている貯水池の反対側で水に打たれたり、
ちょっとした滝壺のようなところで水に浸かったり、岩場で日光浴をしたりと、
だいたいの人は2,3時間滞在して去っていくような印象だ。







行き方はこちらを参考に。
http://hikehongkong.blogspot.hk/2014/04/man-cheung-pos-infinity-pool.html

ところで、大澳に行くには、東涌からバスで行く人がほとんどだと思うのだけど、
実は東涌から大澳まではフェリーも出ている。
一日数本で便利は良くないが、30ドルで30分程で大澳まで行くことができる。
フェリー乗り場までは、東涌の駅から10分程歩かなくてはいけないが、
週末のバスの待ち時間を考えたら、タイミングさえ合えば検討しても良いオプションと思われる。





富裕小輪有限公司(Fortune Ferry Co Ltd.)
http://www.fortuneferry.com.hk/timetable.php



我が家からはこのフェリー乗り場も歩いていけるので、
最近大澳に行くときは専ら船である。
ただ、収容人数が多くはないので、いっぱいになってしまったら乗ることができない可能性もある。
この船は屯門から来て、いつも何人かは東涌で降りるので、
早めにフェリー乗り場に行くようにして、列の先頭で並んで待っているのが確実だ。



さて、最後に、残念だったのは、行く途中の道端に大量のゴミが放置されていたことと、
岩場にもガラスの破片が落ちていたり、水の中でタバコを吸っている人がいたこと。





Credit to jjiinnggnniiccoollee (http://websta.me/p/806410473390830757_1145961884)

また、人が立ち入る前提で作られていないので、
貯水池の縁には落下防止の対策もされておらず、
10mもないようには見えるけれど、滑り落ちればそれなりのケガもしてしまいそう。
岩場も滑りやすく、ビーチサンダルなんかでくると、

来るまでの山登りもしんどいし、岩場でも危険と思われる。
一応山登りの準備、きちんとプロテクションのあるマリンシューズなんかがあると安心だ。
そもそも、立ち入り禁止なのだから、安心もなにもないのだけど、
下の写真のように、しっかりと危険サインが提示されているので、
行くのであれば、何が起きても自己責任という認識で行く必要がある。




事故等が起きずに、立入禁止にならないことを祈るばかりである。