2011年8月12日金曜日

人口普査


というのは国勢調査の意味。
先日家に帰ると見慣れぬ封筒が。香港7年目にして初めて受け取る国勢調査のアンケートだった。香港政府統計処というところが何年かに一回実施しているよう。統計処にはいつもいろいろなデータをホームページから拝借してお世話になっていることもあり、せっかく選ばれたのだからと協力することに。それにアンケートの対象に日本人は少ないだろうから、この一票(?)がサンプルの中で比較的大きな意味を持つかもしれない、と思ったり。こんなところでも日本人の存在感を増すために地道な努力・・・。



と思ったのだけど、しばらくほったらかしにしているうちに提出期限が切れてしまっていた。どうしたものかと思ったら、調査員が自宅まで訪問して聞き取りにくるとのこと。それなら、とアポイントを取って自宅まで来てもらうことに。当日は男女一組の大学生と思われる調査員が来たのだけれど、アルバイトのこの調査員もいろいろと大変らしく、訪問先で犬にかまれたり、ハラスメントに遭ったりと、楽ではない様子。調査を受ける側にとってはメリットはわかりにくいし、大体宅配便とかもなく知らない人が自宅を訪れるなんてシチュエーションになれておらず、さらに高層ビルに住んでいる人が多いので、訪問と言っても日本よりもハードル高く、大変そうなのだ。

調査票自体はシンプルで年齢や家族構成、出生地、上半期にどれくらい香港に滞在したか、等を聞かれたのだけど、面白かったのは種族。種族というと、人間ではないような、アバターにでもなったような気がするけれど、人種って意味で、何人種かってのを選ぶのだけど、用意されている選択肢が香港らしく、モンゴル、インド、インドネシア、フィリピン、ネパール、パキスタン、タイ、スリランカ、韓国、そして日本!日本って選択肢も用意されていることに小さく感動。日本の国勢調査って受けたことがないけれど、ここまで多様な人種を前提にデザインされているかなあ、とふと思った。


そういえば、質問の一つに7年以上香港に滞在しているか、というのがあったのだけど、自分は公式には9月で7年が過ぎる。一応就労ビザの更新もするけれど、同時に永久居民の申請も出すことに。永久居民の資格が取れれば、就労ビザなく仕事をすることができたり、、、、あとはメリットが良くわからないのだけれど、今年は永久居民には政府から6000ドルの現金の支給があるというので、まあそれをもらえるだけでもよいのかな、と邪なことを考えたり。